JOURNALジャーナル
#VOLUME009 /
OSHIMA-TSUMUGI-APPAREL/大島紬ストール茶泥染・龍郷柄
大島紬発祥の地、奄美大島での泥染めを基に龍郷で生まれた龍郷柄。
昔々、龍郷村の紬職人が月夜に蘇鉄の幹から葉につたって這うやハブ(蛇)を見て、蘇鉄の葉や幹、ハブの皮膚をモチーフにした図案を考案、織柄にしたという言い伝えがあります。
基本的には連続した菱形の文様ですが、ご覧の様に円形との組み合わせや間隔の空いた菱形、大中小の多様な菱形サイズの文様が御座います。
加えて色柄については最近、当初の泥染めにおける代表色である黒褐色、茶泥(こげ茶)は勿論の事、紫芋染めによる紫色、白大島による明白色の龍郷柄等、様々な色柄が御座います。
インド~東南アジアからの織物をルーツにもつ大島紬の色柄は、日本のキモノ呉服に多く見られる花鳥風月には無い、とてもエスニックでプリミティブな印象を感じます。
日本の和、「大島紬を羽織る、巻く、結ぶ!」。ファッションアイテムのストールとして如何でしょうか?